今や大人から子どもまで何かしらスマホでゲームをする時代です。
しかし幾らゲーム内でレアアイテムを手に入れても、一銭の資産にもなりませんよね。
ハマっている時は毎月数万円課金していたのに、辞める時は手元に何も残りません。(アカウントごと売買している方もいますが・・・)
ところがDappsゲームは、ゲーム内のアイテムを個人間で売買できるどころか、実際にゲームをプレイしてない人とも売買ができる為、資産としての価値を持ちます。
そんなわけで、今世界中でDappsゲームが注目されています。
一体Dappsゲームとは何なのか?小難しい話は抜きにして簡単に説明していきます。
仮想通貨の送金システムとアイテムのトークン化
Dappsゲームは仮想通貨に関係しています。
仮想通貨取引した事がない方のために、まずは簡単に仮想通貨の送金システムについて説明します。
仮想通貨が「スマホやパソコンで簡単に送金できる」という事は何となくご存知だと思います。
仮想通貨の保存しておく先はそれぞれのウォレット(財布)になります。
たとえばイーサリアムを保存するのにはイーサリアムに対応したウォレットが必要になります。
下記の画像は、ある方のイーサリアムウォレットの中身です。
例えばメールアドレスのように、私が送金したい場合は上記の画像のような「アドレス」に送金します。アドレスの中身は画像右側のような形で中身を確認することができます。
イーサリアムウォレットの場合は、イーサリアム上で作られた”トークン”という物も、イーサリアム同様に保存や送受信することができます。
Dappsゲームとは、ウォレットとゲームを紐づけし、アイテムやキャラクターなどを”トークン化”することで、個人間で自由に取引できるようにしたゲームの事なんです。
つまり、Aが「アイテムA」をBのアドレスに送ると、Bのウォレット残高に「アイテムA」が追加され、ウォレットと連結したゲーム内で使用可能になります。
アイテムAは、ゲーム内で使えるアイテムではありますが、通貨のような流通をします。
透明性が非常に高い
上記で説明したウォレットですが、仮想通貨のウォレットの中身は全世界の人々に公開されています。アイテムの数や所有者が誰でも確認できるということは、「透明性が非常に高い」と言えます。
ゲームを跨いで利用することも可能
たとえばゲームさえ対応していれば、下記の画像のようにゲームを跨いでアイテムが使用できるという拡張性があります。
要するにDappsゲームのアイテムは、アイテムであると同時にそれぞれが独立した通貨であると言えます。
ゲームに飽きたら売ってお金に換えたり、ゲームはプレイせずに資産として購入しておく、など、”現物”のポケモンカードや遊戯王カードのような物と言えばイメージしやすいでしょうか?
Dappsゲームの現状
このように、Dappsゲームは現在巷に溢れているスマホゲームに比べるとメリットが多いのですが、デメリットとしては「初心者がはじめるには敷居が高い」ということが挙げられます。
例えば、アイテムの送受信の場合には少量の仮想通貨が必要ですし、Dappsゲームする際にはウォレットを作る必要があったり。
アプリストアからダウンロードするだけで遊べるスマホアプリに比べれば圧倒的に面倒くさいです。
現在、Dappsゲームは全世界で開発されており、日本でも「マイ・クリプト・ヒーローズ」のようにサービスが開始されているものもあります。
しかしまだまだ、一般的な普及には程遠いのが現状で、一部の仮想通貨マニアが遊んでいるに過ぎません。
Dappsゲームの将来性
個人的にはどう考えても、今後はDappsゲームが主流となっていくと思います。
今まではe-スポーツsなど、一部のプロだけが「ゲームでお金を稼ぐ」という行為をしていましたが、今後は全てのユーザーがゲームでお金を稼げる世の中になると思います。
たとえば小学生がゲーム内で手に入れたレアアイテムが数千万円で売れた!みたいな将来、夢ありませんか?笑
親に寄生してオンラインゲームをやっている引きこもりなどが問題視されたりしますが、将来的にはそれで自分の生活費を補える日が来るかもしれません。そう考えると、誰にとってもデメリットはありませんよね。
Dappsゲームのはしりである「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」では過去に1000万円で取引されていたり、その他のDappsゲームでも数万円で取引されるレアアイテムは珍しくありません。
きっと思っているより早くDappsゲームの時代が来るのでは無いでしょうか?
ちなみに私も少しばかり投資対象としてDappsゲームのアイテムに課金していますが、それはまた次回記事にしようと思います。
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