日本で仮想通貨がブームになった時、『興味を持ったけど結局買わなかった人』や『仮想通貨に深く入り込む前に退場してしまった人』も多いのではないでしょうか?
実は仮想通貨は、単純な売買以外でも儲かるチャンスがゴロゴロしていてめちゃくちゃ楽しい世界なんです。
勿論、100%儲かる保証があるわけではないので完全に自己責任なのですが、今回は仮想通貨にあまり詳しくない方に向けて、私が個人的に楽しんでいる仮想通貨について色々と書いていこうと思います。
今回紹介する方法に共通するのは、大まかに言ってしまえば『別途、費用等必要なく、買った通貨を持っていればいい』ということです。
仮想通貨は売買以外でも資産を増やすことが可能
当たり前ですが、『投資』は”安く買って高く売る”ことで資産を増やします。
しかし仮想通貨の世界では、売買以外でも資産を増やすことは可能です。
方法は至ってシンプルで、”仮想通貨の量”を増やすということです。
では一体どうやって保有する仮想通貨の量を増やすのかというと幾つかの方法があります。
1.新たな通貨が誕生した時に貰える
仮想通貨の世界では『分裂』や『アップデート』によって新たな通貨が誕生する際に、元の通貨を持っている人に対して新しく誕生した通貨を配布することがあります。
例えば過去には、Bitcoinからも派生して誕生したBitcoin GOLDはBitcoin保有者に対して配布していたり、Bitcoin CashではBitcoin ABCとBitcoin SVに分裂しています。
こういった分裂時に貰える通貨の量は元の通貨の保有量によって異なりますし、貰う為の条件も異なりますが、メジャーな通貨の場合は取引所が対応してくれることがある為、通貨によっては『取引所に置いておくだけで、新しい通貨を貰える』事があります。
ちなみに前述したBitcoinやBitcoin Cashの場合は、日本の取引所では分裂後の通貨を付与するのではなく、分裂後に付与される予定の通貨の相当分の日本円が付与されました。
いずれにせよ、持っておくだけで資産が増えるなんて夢のようじゃないでしょうか?
勿論、こういった情報がアナウンスされると、その通貨は一時的に値上がりすることが多いので高掴みする危険性もありますし、付与される予定の通貨が必ずしも高値で取引されるとは限りません。
わかりやすく言うと1枚100万円のコインが分裂して新しい通貨が貰えたとしても、200万になるかどうかはわからないわけです。
元の通貨の1/1000ぐらいしかない可能性もありますし、逆に1000倍になるかもしれませんし、もしくは分裂後の通貨が優秀過ぎて元の通貨の価値が下がる可能性もあります。
この辺りはそれぞれの通貨の情報を日頃から収集していないと判断が難しいですが、とにかく、仮想通貨は通貨を持っているだけで量としては増える事があるということです。
現在、日本の取引所で購入ができて尚且つ新しい通貨が付与されるものとしてはXEM(NEM)という仮想通貨が、保有者に対してXYMという新たな仮想通貨を1:1の割合で付与することを発表しています。
具体的には、12月3日〜16日(予定)の期間内に”スナップショット”と呼ばれるタイミングがあるのですが、そのタイミングでXEMを保有しておく必要があります。
また、本来は事前の申請が必要なのですが、Coincheck(コインチェック)という国内取引所は申請から付与までを代行してくれる為、Coincheck利用者はCoincheckでXEMを購入して持っておくだけでXYMが貰えます。
2.ステーキングで増やす
通貨によってはウォレット(財布)に仮想通貨を入れしておくだけで増える”ステーキング”と呼ばれる仕組みを持ったものもあります。
お金を入れておくだけで増えるなんて夢のような財布ですね 笑
ステーキングでは基本的に『持っている通貨が増える』為、自分の資産が法定通貨に換算してどの程度増えるのかおおよそ把握することができます。
例えば私が最近ステーキングしているCMTという通貨の場合は、モバイルウォレットからステーキングする事が可能で、毎日報酬が入ってきます。
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『報酬』と呼ぶのは、厳密には預けている通貨をネットワーク維持のために利用している対価だからなのですが、私たち利用する側は特に何もしなくても良いのでここでは省略します。
ちなみに上記のCMT(Cybermiles)という通貨のステーキングは、最小枚数もなく、スマホアプリから簡単にステーキングを開始できるのでおすすめです(しかも送金手数料も安い)。
当然ですが、ステーキングをするには元となる通貨を手に入れる必要があるのですが、CMTはBinanceという海外の仮想通貨取引所で購入する事が可能です。
Binanceは業界最大手の取引所で、上場している通貨も信頼度の高いものばかりなので詐欺などを心配している方にもおすすめです。
また、Binance自体が幾つかの通貨のステーキングを行なっている為、わざわざ専用のウォレットにBinanceで購入した通貨を送らなくても、Binance内でステーキングまで行うことができます。
LOCKED STAKINGと呼ばれる一定期間預けないといけないものと、FLEXIBLE STAKINGと呼ばれるいつでも引き出せるステーキングがあります。
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Binanceの唯一の難点は日本語が使えないので英語利用になってしまう点ですが、使いやすくて信頼度/使い易さともに抜群です。
Binanceを利用するためには、国内取引所から仮想通貨を入金する必要があるので、まだ日本の取引所に登録していない方は、
日本の取引所に登録して日本円を入金→仮想通貨を購入→BInanceに仮想通貨を送金→ステーキングをしたい仮想通貨を購入→ステーキング(預け入れ)
という手順が必要になります。
私は利用したことはありませんが、Binanceではクレジットカードで直接仮想通貨を購入できるようです。
ちなみにBinanceなどの海外取引所で利用するために日本円で仮想通貨を買うためだけに国内取引所を利用する必要がある場合は、BitPoint(ビットポイント)なら送金手数料が無料なのでおすすめです。
3.イールドファーミング
現在仮想通貨の世界で最も流行っているのが『イールドファーミング』です。
イールドファーミングとは、Defi関連のサービスに資金を貸し出すことで金利や手数料収入を得る運用モデルです。
Defi関連については、長くなるのでここでは詳しく触れませんが、ざっくり言うと『金融系の仮想通貨の銘柄』という認識で良いと思います。
イールドファーミングは、
MetaMaskなどのウォレットとuniswapと連結→ステーキングしたいコイン+流動性を提供するコインを1:1の割合で預金
することで収入が発生しますが、Defi関連は値動きが激しくハイリスク・ハイリターンな上、上記で紹介したような方法に比べて格段に難易度が上がるため、ここでは”そういった物もある”程度に留めておこうと思います。
また、預け入れ – 引き出しのそれぞれで毎回手数料が発生するため、気軽に通貨を出し入れできないデメリットもあります。
ちなみに前述した海外取引所のBinanceではLaunchpoolと呼ばれるイールドファーミングを提供しているので、こちらの方が簡単です。
仮想通貨を売買だけにしか利用しないのは勿体無い
既に紹介したように仮想通貨には様々な増やし方が存在します。
勿論、毎日少しずつ量が増えたとしてもガクっと値下がりすれば、増える以前よりも資産としては減っている可能性もあるので、必ずしも銀行に預金するよりもお得だとは言えません。
とはいえ、同じ仮想通貨を買って何もせずに取引所に置いておくぐらいなら、こういった仕組みを利用して量を増やした方が確実に良いですし、こういったことを知っておくと、例えば自分が持っている通貨の保有者に対して他の通貨が貰えるようなアナウンスがあった際に「通貨が付与される直前に値上がりしたタイミングで売るのか?それとも貰える通貨の価値に期待するのか?」を判断して売買をすることができます。
上記で紹介した仮想通貨の増やし方はほんの一例で、実際には『マイニング』や『ハーベスト』『マスターノード(ステーキングの上位版のようなもの)』などがあります。
とにかく、今回伝えたかったのは、仮想通貨投資はただ単に売買する以外にも楽しみ方はたくさんあるということでした 笑
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