【転売増加】予防効果なし?マスクと新型コロナウイルスについて調べてみた

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※この記事は1年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

新型コロナウィルスの影響で、ニュースを見ていると毎日のように『マスクが足りない』という報道がされていますよね。

実際ネット上ではここぞとばかりに転売屋が跋扈しており、平時に比べてとんでもない価格なっています。

Amazon
メルカリ

新型コロナウイルスによる肺炎の広がりを受け品薄状態が続くマスクについて、メルカリは4日、適切な範囲の出品や購入を消費者に呼び掛けるコメントを発表した。メルカリなどのフリーマーケットアプリではマスクの高額転売とみられる出品が目立ち、インターネット上などで批判の声が上がっている。

引用元:時事ドットコム

もしかしたらマスクが買えなくて不安に思っている方も多いかと思いますが、結論から言うと、どうやらマスクを着用してもしなくても感染するリスクはそれほど変わらないようです

その前に、今世間を騒がしている『新型コロナウイルス』について調べてみた結果を簡単にまとめてみました。

※内容が内容だけにソースも記載していますが、私は医療従事者ではないので、下記の記事は基本的に一般的な(またはそう思われる)情報の『まとめ』となります。

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そもそもコロナウイルスとは?

恥ずかしい話、『コロナウイルス』という病名だと思っていたのですが、コロナウイルスとはその名の通り、それ自体が病名なのではなく、あくまでウイルスの種類なんですね。

人間に感染するコロナウイルスは6種類ある。そのうち4種は、一般的な風邪の原因の10~15パーセントとしてよく知られている。残る2種は、より深刻な病気を引き起こすSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)である。

引用元:WIRED

例えば『風邪』という病名1つとっても、ライノウイルス/コロナウイルス/RSウイルスなどがあり、症状は様々です。

新型ウイルスの「2019-nCoV」は、人間に感染するコロナウイルスとしては7つ目となる。これまでの大きな問題は、未知のウイルスであるためワクチンが存在せず、正確な潜伏期間、感染力、および致死率がわからなかったことだ。加えて通常のインフルエンザの季節と重なっていることも、症状による診断を困難にしている。

引用元:WIRED

今ニュースで頻繁に名前を聞く『新型コロナウイルス』とは、『コロナウイルスという新型のウイルス』ではなくて、文字通り『新型のコロナウイルス』ということです。

そして危惧されているのはこの中の新型である『2019-nCoV』ということになります。

新型コロナウイルスについて基本的なこと 2/5現在

治療法についてはまだ確立されておらず、そもそも現在進行形で日々新しい発表がされているので、ここではあくまで”基本的な事”について書いていきます。

厚生労働省のWEBサイトに掲載されている情報によると、

  • 中国国内では人から人への感染は認められるものの、日本においては現在、流行が認められている状況ではない
  • 潜伏期間は現在のところ不明。他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられている。
  • 風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に咳エチケット、手洗い、うがい、アルコール消毒など行う

引用元:厚生労働省

感染者の現在の状況についてはこちら

とのことです。

『新型のウイルスが流行している』『死亡者もいる』『日本国内にも感染者いる!』というと、かなり怖いイメージがありますよね。

日本国内でのマスクの需要を見ると、多くの方が危機感を持っているように感じますが、実際のところどうなんでしょうか?

新型コロナウイルスの感染に関して

北海道大の西浦博教授(理論疫学)は4日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、新型コロナウイルスの感染者の2人に1人が、発熱などの症状が出ていない潜伏期間中の感染者からうつされていたとする研究結果を発表した。

引用元:毎日新聞 (2/4)

上記の記事では、症状の出ていない人から人へ感染するので、事前の封じ込めは難しいとしています。

その反面、同教授は致死率自体は低いとしています。

世界保健機関(WHO)は、新型ウイルスの致死率を2%程度としている。研究グループが中国・武漢から日本に帰国した人の感染割合などから推計すると、確認できている感染者は全体の9%程度にとどまっているとの結果が出た。それを利用して計算し直したところ、全感染者の致死率は0・3~0・6%で、2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の9・6%よりずっと低かった

引用元 毎日新聞 (2/4)

新型コロナウイルスによる致死率自体は高くないようです。

新型コロナウイルスの感染経路は、他のコロナウイルスと同じく『飛沫感染と接触感染』と考えられています。

飛沫に由来するウイルスは体外に排出された後すぐに死滅するわけではなく、たとえば感染者が口や鼻を触った手で触れたものが感染源となりそれに触れた人がその手で自身の口や鼻を触ると感染する可能性があるそうです(=接触感染)。

咳やくしゃみなどによる直接的な感染リスクに関しては

飛沫とは、くしゃみや咳で飛んでいくしぶきのことで、感染者のウイルスが含まれる。口や鼻の粘膜に付着すれば、そこから感染が起きる。ただし飛沫は5マイクロメートル(1μm=1000nm)程度の大きさがあり、重みのせいで空気中を漂う間もなく落下してしまうため、空気感染ほどの感染力はないと言える

引用元:東洋経済ONLINE

※1マイクロメートル=0.001ミリメートル

とのことです。感染者が咳やくしゃみをした場合、どのくらいの距離まで拡散されるのかというと

飛沫は1メートルくらい飛んでから落下しますので通常は1~2メートル以内の至近距離で飛沫を浴びることで感染します。風邪のウイルスやインフルエンザウイルスがその代表です。

引用元:朝日新聞デジタル
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結局マスクはウイルス対策に有効なのか?

マスクはよく『拡散を防止する効果はあるが、予防の効果はほとんど無い』と言われます。

マスクでウイルスが出るのを防げるなら入ってくるのも防げるんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、マスクによる予防効果が薄いと言われてるのは、マスクに予防効果が無いわけではなく、そもそもマスクで防ぐ意味がほとんど無いからのようです。

医療専門家によると、感染を防ぐ最善の方法は手をこまめに洗い、目や口、鼻を触らないようにすることだ。

引用元:WSJ

どういう事か?

先ほども書いたように風邪やインフルエンザなどのコロナウイルスには『飛沫感染/接触感染はするが空気感染はしない』という特徴があります

空気感染とは、5マイクロメートルよりも更に小さい『飛沫核』を吸い込むことで感染することを言います

ですがコロナウイルスの場合は空気感染はしない(新型も空気感染する可能性は低いと考えられている)ので、5マイクロメートル以下の飛沫核が飛んでいようと関係なく、飛沫自体を防げば良いのです

その意味でマスクの着用は『飛沫を飛ばさない(=ウイルスを拡散させない)』為に有効です

一方で自分がマスクを着用していたとしても、感染者がマスクをしていない場合、近くで咳やくしゃみをされると飛沫が飛んでくるわけですから、直接口や鼻の中に入らなくても体に付着する可能性は高いです

そしてウイルスはすぐに死滅するわけではありません

新型コロナウイルスの感染力は、おそらく4時間前後と考えております。インフルエンザウイルスの場合、感染力は2~8時間と言われているので…

引用元:FNN PRIME

新型コロナウイルスも他のコロナウイルスと同じ場合、飛沫として体外に出されたあとも数時間は感染する恐れがあるそうです。

コロナウイルスは『接触感染』するので、知らないうちにそれに触れてしまった手で、自身の鼻や手を触ると結局、感染する可能性があります

当然、咳やくしゃみで直接飛んでくる以外にも、たとえば電車のつり革、スーパーのカゴなどに既に付着していれば、それに触ることで感染するリスクもあります。

また新型コロナウイルスは潜伏期間の人からも感染する恐れあるので、不特定多数の人が触る可能性のあるもの全てに気をつける必要があります。

コロナウイルスに感染しないようにマスクを着用したところで、目からも感染しますので、マスク着用の効果は『感染者が近くで咳やくしゃみをした瞬間の数秒間、たまたま顔面にピンポイントに飛沫が飛んできた場合』と、かなり限定的なものと言えます。

個人的な感想

転売屋が買い占めて、必要な人にマスクが行き渡らない状況は見ていて気持ちの良いものではないですね。

とはいえ、その『必要なマスク』も調べてみると、多くの人にとっては実はそこまで必要じゃ無いのかもしれません。

どちらにせよ、平時の状況ならまだしも、転売されている高額なマスクを買うメリットは無に等しいのではないか?と

実際、先ほどの厚生労働省のサイトを見ても、手洗い/うがい/アルコール消毒が予防法として挙げられていますが、マスクに関しては着用ではなく『咳エチケット※感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえること』という表現に留まっていますし。

そんなわけで高いマスクを買うよりも、同じ対策なら除菌関係にお金を使う方がよっぽど良い、と個人的には思ったりします。

(というか、毎回なにか病気が流行る度にマスクが品不足になって高額で転売されているけど、なんでみんな常備しておかないんだ・・・)

おまけ:コロナウイルスに効果あり?のUV除菌器

私自身は日頃特に対策をとってないので「対策にコレがおすすめ!」とは言えないのですが、面白いものを見つけたので下記に貼っておきます。

コリアマーケティング株式会社(東京都中央区、代表取締役 金 世永)は、現在販売している 充電式UV除菌器<PEDIC>が中国発新型肺炎球菌(コロナウイルス)の感染予防に対して有効であることを確認しました。

引用元:PR TIME

主にニオイの原因菌を除去するのに使われているそうなんですが、コロナウイルス対策関係なく、普通に欲しいかも 笑

新型コロナウイルス対策の効果のほどについて分かりませんが、少なくともマスクよりは良さそうですね 笑

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