固定回線って携帯料金同様、契約プランや内容が難しいですよね。私もたまに知人などから「固定回線」について聞かれることがあるのですが、地域やその時のキャンペーン、使用中の携帯会社によってお得かどうか?が大きく変わるので結構大変です 笑
そんな中、多くの方におすすめな固定回線が見つかったのでご紹介します。
順番に解説していますが、特徴だけ知りたい方は「まとめ」をお読みください。
<2019.07.04追記>
これまでのフレッツ光からの転用と同様に、他社光コラボレーション事業者から、工事不要でenひかりに契約を変更することができる、「事業者変更申込」の受付がスタートしました。
契約期間の縛りが無い固定回線「enひかり」
「enひかり」は、株式会社縁人が提供している光回線で、フレッツ光を卸し受けしている、所謂「光コラボ」です。要するに品質はフレッツ光です。
今はenひかりを調べ中。v6plusできて解約金かからないし月額3300円でなんで話題になってないのかしら
— なご (@u_gf22) 2019年3月31日
※ちなみに「v6プラス」とは、接続方式を変えることにより混雑時でも快適にインターネットに接続できる方式です。
固定回線としては業界最安値を誇ります。
たとえば同じフレッツ光と定額プランで比較した場合
(戸建)
enひかり:4,300円(プロバイダ料金込)
フレッツ光東日本:4,700円+プロバイダ料金(500円〜)
フレッツ光西日本:4,300円;プロバイダ料金(500円〜)
(マンション)
enひかり:3,300円(プロバイダ料金込)
フレッツ光東日本:3,050円+プロバイダ料金(500円〜)
フレッツ光西日本:2,850円+プロバイダ料金(500円〜)
フレッツ光西日本は東日本よりも全体的に安いので、料金面でめちゃくちゃお得か?と問われればそうでもありませんが、フレッツ光東日本と比べるとかなりお得な事が分かると思います。
ただ、上記のフレッツ光の料金は西日本と東日本のいずれも2年契約をした場合の料金ですが、一方enひかりには契約期間の縛りがありません。
enひかり、安いし電話対応も丁寧だったのでおすすめです
— すけるとん (@skeletone507) 2018年11月25日
フレッツ光からの転用可能
当たり前ですが、enひかりは実質的にフレッツ光なので、既にフレッツ光をお使いの方は新しく開通工事をする必要が無く転用が可能です。
しかも「ひかりでんわ」も提供しているので、enひかりに転用しても電話番号は変わりませんし、他にも「ひかりTV(フレッツ・テレビ)」などのオプションもあるので、enひかりに転用してもフレッツ光で利用していたオプションをそのまま使うことができます。
肝心な初期費用について
初期費用も肝心ですね。「格安」を唱う業者の中には、月々は安いけど初期費用が高い!というところも珍しくありませんので。
転用の場合
転用事務手数料2,000円のみ
新規契約の場合
契約事務手数料3,000円に加えて
- 2,000円(無派遣工事)
- 7,600円(訪問工事あり、屋内配線新設なし)
- 15,000円(訪問工事あり、屋内配線新設あり)
の3パターンのいずれかが必要です。
格安SIMとの相性が良い!
個人的に「契約期間の縛りが無い」ことと同じくらい魅力だと思っているのがこれ。
なんと、ただでさえ安い格安SIM「UQモバイル」の料金が月々更に100円値引きされます(厳密にはenひかりの料金から100円引き)
※enひかりカスタマーセンターへ「勝手に割り」の申請が必要
※UQモバイルの料金等については過去記事参照
いつでもWifiレンタル無料
おまけ程度の特典ではありますが、enひかりの利用者は「いつでも3泊4日のWifiレンタル」が年3回まで無料だそうです。おまけとはいえ、出張や旅行時に無料でレンタルできるのはいいですね。
しかも違約金や初期費用等一切不要でした。
「何か落とし穴でもあるんじゃないのかな?」と勘ぐって調べてみましたが、どうやら同社は別でモバイルWi-Fiレンタルサービスも展開していて、だからこそこのような特典を提供できるようです。
「enひかり」まとめ
- 月額料金:戸建4,300円 / マンション3,300円
- 初期費用:転用2,000円 / 新規5,000円〜18,000円)
- 契約期間の縛りなし
- 最大1Gbpsの高速通信(フレッツ光と同品質)
- ONU / VDSLモデムのレンタル料金は無料
- IPv6接続オプションオプションあり
- 年3回まで3泊4日のポケットWifiレンタル無料の特典付き
- UQモバイル利用者は月額100円引き
- フレッツ光からの転用の方は、フレッツ光利用時のオプションをそのまま使える
- 法人利用可
その他個人的な感想
最初は「enひかりなんて聞いたことない!」と思ったのですが、それもその筈。
運営している株式会社縁人は、主にWEBを中心にマーケティングを行なっていて運営費を極限まで抑えているようです。一昔前ではある程度の広告費を使って積極的に露出しないと、幾ら安くても不信感などから契約には至りませんでしたが、今の時代はSNSを通した口コミやWEBサイトなどで簡単に良質な業者かそうでないのか?が分かる時代なので、広告費や人件費にじゃんじゃんお金を使うよりも、そこを抑えてサービスを安く提供する優良な会社が多くなってきたので利用者には嬉しいですよね。
少し話が脱線しましたが、結論としては、どう考えてもenひかりは安いので、現在フレッツ光を利用している方や新規契約をしようと考えている方にはおすすめです。
個人的には派手なキャッシュバックよりも、その分利用料金が安くして分かりやすくしているところに好感が持てます。
よくあるキャッシュバックの落とし穴としては、利用条件の中にオプション加入が別途必要だったりして、結果的に月額料金は高くなることがあります。そのオプション自体は月々数百円程度かもしれませんが、契約条件によれば2年間つけなければいけなかったりします(たとえば月500円でも2年間で12,000円!)。
また、回線の契約が2〜3年の自動更新というところが多いので、違う回線に変えたい時に足を引っ張らられる事もよくあります。
調べてみると「enひかりがおすすめでない」という記事を目にしました。
ここまでべた褒めしているような結果になってしまったので、デメリットを書いている記事内容も調べてみました。
そこに書かれていた理由が「携帯料金のセット割が無い」というものだったのですが・・・正直「よくこんな記事書けるな」と驚きました。
(厳密にはUQモバイルとのセット割があるので、大手キャリアの事を指しているのでしょう)
たとえば3社の中でセット割での割引率が一番高いドコモ光が最大で3,500円ですが、回線が2年縛りです。
これは月々にするとたった145円の割引であり、上記の回線料金からも145円引いたとしても高いですよね 笑
セット割を受けれなくてもenひかりの方が安いです。そんなわけで、セット割はあくまでおまけレベルにしかなりません。
更に加えて言えば、そもそも3,500円が適用されるドコモの「ウルトラシェエパック100」は毎月25,000円もします。家族4人で利用しても1人あたり6,250円です(実際にはそれそれシェアオプションや基本料金が掛かるのでもっと高くなります)。
一方、enひかり利用者が月額100円の割引を受けられるUQモバイルは、一番高いプランとケースで計算しても毎月5,000程度です(毎月21GB / 5以内の通話が何度でも無料 or 毎月180分の無料通話)で6GBのプランなら高くても3,080円です。
要するに、そもそも割引やキャッシュバックなどで費用を安くしたいと考えるなら、まずは携帯電話を格安SIMに変えるべきだと思います。
気になった方は是非とも一度公式サイトで見てみてください。今回は紹介記事を書きましたが、プランがとてもシンプルなので、公式サイトを読んでも誰でも簡単に理解できると思います。
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