面白いニュースがありました。
記事によれば
シーマン人工知能研究所とユカイ工学は7月30日、ロボット向けの会話エンジンの開発で提携すると発表しました
とのこと。
あのシュールなシーマンがSiriみたいになるかもしれないのか・・・
そもそもシーマンって何?
「シーマン」とは、99年にドリームキャストで発売された会話型の育成ゲームで、当時はキャラクターのシュールな造形が話題になりました。
ちなみに「シーマン ~禁断のペット~」の販売台数は約40万本で、ドリームキャストの歴代売り上げソフトTOP3にランクインしています。
今ではSiriのようなAIが当たり前に返事をしてくれますが、当時としてはかなり画期的でした。
シーマンの技術を生かした一歩上のAI開発
シーマンのゲームクリエイターであった斎藤由多加氏が立ち上げたベンチャー企業「シーマン人工知能研究所」は、たとえばSiriやAmazon echoのような単語レベルで一問一答のAIより一歩上の、文脈から意図を読み取って会話できる人工会話エンジンの開発をしています。
一方、「ユカイ工学」はコミュニケーションロボットなどを手掛けている会社。
今回の両者の業務提供では、「BOCCO emo」というユカイ工学が開発中のコミュニケーションロボットにシーマン人工知能研究所のノウハウを詰め込むそうです。
ちなみに「BOCCO emo」のビジュアルはこちら。
シーマンとはかけ離れた可愛らしいビジュアルですね 笑
記事を読む限り「BOCCO emo」では、高度な会話ができるというよりは、こちらの話しかけた言葉を読み取る事に力を注いでいるみたいです。
第1歩として、独自の文法体系を持つ原始的な音声言語を開発し、BOCCO emo に搭載。ユーザーはロボットとの共同生活を通じて次第にロボットの意図を理解するようになる体験を目指すとしている。
とにもかくにもシーマンが発売されてから20年の時を経て、姿を変えて再び私たちの身近にやってきましたが、今後SiriなどのAIアシスタントがシーマンみたいになったら楽しいですね 笑
もっと「シーマン人工知能研究所」を知りたい方は
Amazon Primeで公開されている本田圭佑の「Cafe Survive」という対談番組にはゲストとして斎藤由多加氏が登場し、シーマンの裏話やシーマン人工知能研究所について詳しく語っています。
ちなみにあのシーマンの声は斎藤さんらしいです 笑
「本田圭佑が今一番会いたい相手を招いて対談する」という事をテーマにした同番組は、サッカー選手である本田圭佑が聞く側に回ることで、専門知識の無い視聴者にも理解しやすい番組になっていて、かなり面白いです。
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