2020年に日本市場に参入することを表明していたXiaomiですが、当初の予定を前倒しして12月9日に日本での参入発表会を行うことを明らかにしています。
そもそもXiaomiとは?
Xiaomi(小米科技、シャオミ)とは、中国の総合家電メーカーです。
日本でも中国の大手スマホメーカーとしてその名が通っており、低価格で性能の良いスマートフォンをどんどん市場に投入しており、世界市場におけるシェアなんと第4位!!(Appleの次!)
こんな世界的なメーカーが日本に上陸するんです。
Xiaomiが作っている製品(一例)
総合家電メーカーというだけあって、そのプロダクトは多岐に渡ります。
スマホ関連
価格の割に性能が良過ぎ!というのが魅力のXiaomiスマホ。
わざわざ海外サイトで購入している日本人も多いです。
参考:【完全版】スマホ端末と回線の相性、注意するポイントはたった2つだけ!
話題性のあるスマホ
先日アップデートにてグローバル版が日本の技適に対応した、1億画素超えのMi 10 Note。
参考:GearBestでXiaomi Mi Note 10が発売!クーポン速報!!
最先端のスマホ
全面ディスプレイで話題になったMi Mix Alpha。
安いだけじゃなく最先端の製品も積極的に開発しています。普段はコスパが良いとハッキリ分かるXiaomiですが、このMi Mix Alphaに限っては価格が高過ぎてコスパが良いのか判断不能です 笑
ニッチな4G対応ガラケー
最先端の製品を開発する一方で、こういった4G対応のガラケーを開発してくれるところが個人的にXiaomiが好きな理由です。
参考:ガラケー派必見!Banggood.comでXIAOMI の4G対応『QIN 1S』が買える!
買いやすい価格帯のスマホ
最近のXiaomiの売れ筋、トリプルレンズカメラのMi A3は、4GBメモリ/64GB ROM/Android ONE OSで2万円前後。国内販売品のスマホと比べるとその安さは一目瞭然。
20000mAh 50Wのモバイルバッテリー
3つの高速充電ポートがついているモバイルバッテリーでも1万円以下。
安すぎるマイク付きのワイヤレススピーカー
Amazonで販売されている怪しい中華製品レベルの値段で買えるBluetoothスピーカー「Square BOX 2」。同じ中華製品でもXiaomiというだけで安心感は段違い。
参考記事:3000円代で買えるコンパクトなBluetooth スピーカー「Square Box II」実機レビュー
IoT関連
Android TV BOX
中国ではポピュラーなんだそうです。ネット非対応のテレビでネットができるようになるAndroid TV BOX。TV BOXに関しては私は怪しい中華製品を使っています 笑
参考:年末年始は激安Android TV BOXをゲットして家でまったり過ごそう!
スマートTV
テレビも安い。55インチで7万円以下。いや・・・ここまで大きなの必要ないですけど 笑
スマートホーム化できる多機能ゲートウェイ
家の中を簡単にスマートホーム化する製品。買おうか迷っています。
既に挙げた「TV BOX」や「4Gガラケー」もそうなんですが、最先端の製品を持っていない人も置いていかない優しさが伺えます。最新の製品って便利ですけど高いですもんね。
ファッション関連
家電系の製品を挙げるとキリが無いので、こんな物まで作ってますよ!という紹介。
デザイン性に優れた撥水加工のバックパック。
などなど、他にも水回り関連の製品やロボット掃除機など、「Xiaomi製品だけで生活できるんじゃないか?」と思ってしまうほど、いろんなプロダクトがあります。
今までは海外サイトで取り寄せていたXiaomi製品が、日本進出により買いやすくなるのは嬉しいことです。
中国メーカーが参入しやすい下地ができている
一足早く日本進出したHuaweiは米中の貿易摩擦で大変なことになっていますが、最近ではOPPAが話題になったり、日本人にも中国スマホのコスパの高さが一般の人に届きはじめている様子。
日本国内でしかも大手キャリアを使っている人にとってはキャッシュバック上限が2万円になってしまったことは痛手ですが、その結果、中国メーカーが参入しやすくなったとも言えます。
日本進出しようがしなかろうが、今までも海外サイトを通してXiaomiをはじめとした中国メーカーのスマホを買うことができましたし、Felicaの搭載や日本のバンドに合わせて作られる日本版はグローバル版に比べて価格が高くなることは想像に難くありません。
とはいえ、海外のECサイトで購入すること自体が不安な人や、自分で対応バンドを確認する手間も不要になったり、確実にシェアは拡大するでしょう。
あまり気にしている人は少ないでしょうが、一応「技適」の不安もありませんし。
参考:【中国スマホ】技適マーク無しのスマホが電波法違反に問われない理由
あと「中国製品=怪しい」という人もまだまだ居ますが、日本人の多くは不思議なことに一旦日本進出した中国企業の製品についてはそこまで悪いイメージを持っている方は少ないような気がします。
スマホの世界シェアの現状とXiaomiの勢い
世界のスマホ市場を見てみると第3四半期のスマホ出荷台数のトップは韓国のSamsung。
SamsungはハイエンドモデルのNote 10,10+や逆に安価なAシリーズが貢献しているそうです。一時期は全く見かけませんでしたが、最近のGalaxyのフラッグシップ機は日本でも好調な売れ行きなようですね。日本では見かけませんが、海外ではテレビなどの家電製品も販売されているため、販路の広さはもとより、日本と違って”安くて品質が良い”イメージが定着しているのかもしれません。日本ではそこまで”安い”イメージは無いですもんね。
2位は未だ米中貿易摩擦でゴタついているHuawei。
Huaweiのシェアは中国国内でシェア率42%というぶっちぎりのトップであり、世界シェアで見ても2位という、一見貿易摩擦の逆境に負けていないように見えるも、グローバル向けの主な出荷は「HUAWEI P30 lite」であり、このモデルは禁輸措置の対象外(Googleが使える)モデルです。
つまり、本当にHuaweiの自力が試されるのはまだ先の話で、今後少なからず悪影響はあるでしょう。
3位は日本でも人気のApple。しかし、こちらも米中貿易摩擦の煽りで中国国内でのシェアを落としています。
現在、世界・中国国内のスマホ出荷台数で共に4位につけているXiaomi。中国国内ではHuaweiに大きく引き離されているものの、今後のグローバル市場で不安のあるHuawei、中国市場に不安のあるAppleよりもアドバンテージがあります。
中国国内では中国製品を使う傾向が高いようで、全世界のスホマ出荷台数1位であるSamsungは中国国内の出荷台数でトップ5に入っていません。
現在首位のSamsungに関しては大きな不安要素は無さそうですが、急速に成長しているインドネシアのスマホ市場では第3四半期に初めてXiaomiに首位の座を明け渡しています。
また、世界2位の市場であるインドでもXiaomiがSamsungを引き離しているなど、着実に上向きな様子が伺えるXiaomi。
一方でSamsungはXiaomiが圏外である南米市場では常に40%以上という高いシェア率を誇っています。
何が言いたいかというと、今後のスマホ出荷台数はSamsungとXiaomiの争いがメインとなりそうな気がします。
ものすごい勢いで成長しているOPPOのサブブランド「Realme」も見逃せません。
個人的にXiaomiに期待してること
中華スマホは格安SIMのユーザー層とマッチしていますが、日本で5Gサービスが開始したら大手キャリアも中華スマホをラインナップに加えるんじゃないでしょうか。
仕事で使う人はやっぱり大手キャリアを愛用している人が多いですし、そういう人たちにとってはありがたいですよね。
Xiaomi自身も「格安スマホとして参入してハイエンドモデルを売る」っていう狙いがあると思いますし、スマホよりもIoT市場で暴れ狂いそうな予感 笑
安くてコスパの良い中華スマホはXiaomiに限らずたくさんありますし、個人的には「ここのブランドのスマホじゃないと嫌!」という拘りは全くもってありません。
しかし!唯一Xiaomiにお願いしたいのは「4Gガラケーを充実させて下さい!」ということです 笑
世界的にはガラケー市場は縮小傾向なんですけどね・・・やっぱり個人的には使いやすくていいんですよ、ガラケー。
しかもXiaomiは4Gガラケーを製造している貴重なメーカーですし。
上に挙げたQinシリーズなんて、フォルムとしては理想形に近いんですよね。
しかもGoogleの検索もできますし。
ただ、唯一のデメリットは「英語か中国語」しか選択できないこと。
操作にはそこまで不便は無いんですけど、電話帳の登録がローマ字表記になるんで、パッと見で誰から掛かってきたか分かりづらいんですよね 笑
レビュー記事:参考:ガラケー派必見!Banggood.comでXIAOMI の4G対応『QIN 1S』が買える!
まぁそんな感じで、個人的には「日本で買える」というよりも「日本語に対応している製品が増える」という点でワクワクしてます。
あとついでにつけ加えると、普通に行けばXiaomiに上陸したら急速に普及するとは思うのですが、どこかのタイミングでネガティブキャンペーン的な罠にハマる気がしています(←勝手な憶測)
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