【一体なぜ?】企業が独自アプリでQRコード決済に参入する理由とメリット

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※この記事は1年以上前に書かれたものです。情報が古い可能性があります。

先日もファミマPayが7/1より独自QRコード決済サービス「ファミマPay」を開始すると発表しましたが、そもそもなぜ大手企業や銀行が独自QRコード決済サービスに参入するのでしょうか?

 

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ユーザーデータの収集が目的

企業が独自のQR決済サービスを開始する主な目的が「ユーザーデータの収集」です

ユーザーがQRコード決済をすると「誰が?」「いつ?」「どこで」「何を購入したのか?」が分かります。

そういった利用者の情報が分かれば、それぞれの利用者に対して最適なマーケティングをすることができます。

 

こう書くと個人情報が抜かれて怖い気もしますが、既にこういったマーケティングはAmazonのオススメ商品やGoogleのターゲティング広告などに活用されており、成果を上げています。

今の時代はやみくもに不特定多数の人に同じ製品やサービスを宣伝するのではなく、如何に効率よくマーケティングするのか?が重要となってきており、そのために個々の個人情報は企業にとってかなりの価値を持つのです。

 

加盟店を増やしやすい

次に、QRコード決済サービスを立ち上げるにあたって、加盟店を増やしやすいというのもポイントです

まずQRコード決済サービスは加盟店にとっては導入コストが限りなく低いということが挙げられます。

サービスによって若干は異なりますが、基本的にはインターネット環境とQRコードが読み取り表示できるスマホやタブレット端末があれば可能なのです。

 

更に加盟店にとってもう1つのメリットは決済手数料の安さです。

多くのキャッスレスサービスの場合は平均で3%〜5%の決済手数料が取られますが、QRコード決済の多くが3%前後です。

しかも中には条件付きやキャンペーンで0%から1%ほどの所も珍しくありません。

加盟店側からすれば、導入への敷居が低いため、仮に同じ手数料であってもQRコード決済を選択したくなりますよね?

 

利用者側からすれば、QRコード決済よりも既にあるお財布ケータイのようなかざすだけのサービスの方が便利なのですが、様々な経費を考えるとQRコード決済の方が優れているのです。

 

独自サービスを展開している企業側も同じく、自社サービスで支払ってもらえば、これまでクレジットカード会社などに支払っていた手数料の負担を軽減させることができます。

 

なぜ大規模なキャンペーンが開催できるのか?

PayPayの100億円ばら撒きキャンペーンやLine Payの20%還元など、各社次々に派手なキャンペーンで集客をしていますが、これは上記で挙げたような、自社サービスを利用してもらうことでのコストの軽減もあるかもしれませんが、それ以上に政府が推進しているキャッシュレス化が大きな理由です。

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2019年10月1日より、消費税率が10%へと引上げられますが、その中で政府は、キャッシュレス支払いをするとポイント還元が受けられるという特典を用意し、2025年までに40%のキャッシュレス化を目指しています

となると、将来的には95兆円近いお金がキャッシュレス決済によって支払われることになります。

 

当然ですが、今のような○○Payの乱立した状態がずっと続くと予測している人は少なく、消滅やサービス結合などを経て、最終的に2〜3社に絞られると予測している人が大半です。

その為この大きな市場を狙って、各企業が力を入れて今から自社サービスを普及させようとしているのです。

 

政府がキャッシュレス化を推進する理由

  • キャッシュレスによる人件費の削減
  • 脱税防止
  • 流動性の向上

などが挙げられます。特に日本では「タンス預金」という言葉があるほど、眠ったままの資産が度々問題視されていますので、特に流動性の向上が期待されているのでは無いでしょうか?

ちなみに2016年時点のデータですが、日本はキャッシュレス比率が19.8%、イギリス/カナダ/オーストラリア/シンガポールなどは50%を超えており、先進国の中でもキャッシュレスが浸透していない国の1つです。

 

最後に

如何でしたでしょうか?私自身も「これだけ○○Payが乱立しているのは何故だろう?」と思って調べてみましたが、これで少しスッキリしました 笑

既に周囲でも何かしら○○Payを利用している方がいるので、既にキャッシュレス化の下地はできてきているのかもしれません。

ただ、個人的にはやっぱり乱立していて使いづらいというのが本音です 笑

 

これはあくまで個人的な見解なのですが、きっと政府が目指す2025年までにFacebookが立ち上げた仮想通貨「Libra」のようなものが決済の主流になって、QRコード決済は途中で下火になると思います 笑

むしろ私としては今の日本のキャッシュレス化の推進が仮想通貨決済の下地を作るものになっているだけの気がしなくもありません、その場合、政府が目指す「脱税の防止=(見えない資産の見える化)」とは正反対の結果になりそうですが 笑

 

一番怖いのは、日本だけQRコード決済が主流になっていくとガラパゴス化。その時世界各国が仮想通貨払いが主流になっていたら目も当てられませんね 笑

 

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