大手キャリアの中で一足早く料金プラン発表したSoftbankですが、3/27から申し込みがスタートする5G料金プランに合わせて発売される5G回線に対応した端末は
- AQUOS R5G
- ZTE Axon 10 Pro 5G
の2機種となっています。
そのため、サービス開始と共にソフトバンクで5G回線を利用する場合、基本的には上記のどちらかを購入することになります。
というわけで、両機種のスペック/特徴を分かる範囲で比較してみました。
AQUOS R5GとZTE Axon 10 Pro 5Gのスペック比較
AQUOS R5G | ZTE Axon 10 Pro 5G | |
---|---|---|
端末料金 | 129,600円 | 89,280円 |
OS | Android 10 | |
SoC | Snapdragon 865 | |
メモリ/ストレージ | 12GB/256GB | 6GB/128GB |
外部メモリ | microSDXCカード (最大1TB) | microSDXCカード (最大2TB) |
ディスプレイ | 約6.5インチ Pro IGZOディスプレイ | 約6.4インチ 有機EL |
本体サイズと重量 | 約162mm×75mm×8.9mm 約189g | 約159x73x7.9mm 約176 g |
カメラ性能 | アウト 標準: 約1,220万画素 望遠:約1,220万画素 広角:約4,800万画 + ToF | アウト 標準:約4800万画素 望遠:約800万画素 広角:約2000万画素 |
イン 約1,640万画素 | イン 約2,000万画素 | |
バッテリー | 3,730mAh | 4,000mAh |
防水 / 防塵 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X | – |
Wifi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | |
イヤフォンジャック | あり | – |
USBタイプ | Type-C | |
NFC/ FeliCa(おサイフケータイ) | NFC/Felica対応 | NFCのみ対応 |
対応バンド ※ | 2G 3G 4G 5G | 2G 850/900/1800/1900 3G 4G 5G |
その他 | 指紋/顔認証 VoLTE(HD+)対応 ワンセグ/フルセグ ハイレゾ対応 | 指紋認証 VoLTE対応 |
※対応バンドに関してですが、検索をかけたらSoftbankのPDFファイルが出てきたのでそれを参考にしています。(信頼性は不明)
どちらもハイスペックなスマホではありますが、AQUOS R5Gの方が4万円ほど高いので、どちらを買うべきかはZTE Axon 10 Pro 5GとAQUOS R5Gの性能差に対して4万円を払う価値があるのか?というところが意識して選んだ方が良いと思います。
4万円というと、そこそこの性能の中華スマホ1台分ぐらい変わってきますからね 笑
基本的なスペックはどちらも優秀
勿論、メモリとストレージが大きい分『AQUOS R5G』に分がありますが、どちらもSoCにはSnapdragon 865が採用されており、ハイエンドモデルに搭載された1世代前のSnapdragon 855と比べてCPU・GPU性能共に25%UP、1秒間にできる演算回数は約2倍という性能。
メモリ6GBの『ZTE Axon 10 Pro 5G』でも性能面では十分ではないかと。
ディスプレイの比較
ディスプレイに関しては、『AQUOS R5G』にはPro IGZOディスプレイ(クアッド HD+ 3168×1440ドット)が採用されており、10億色という、最早そこまで必要なのかどうかすら不明な程の表現力を持っています。
個人的には10億色の表現力よりも、日中の強い日差しの下でも視聴できる1,000cd/mという高彩度に魅力を感じます。
また、IGZOと言えばもともと省電力もウリの1つですが、5Gになってよりデータ量の大きな動画を視聴する機会が増えるでしょうし、そうなればディスプレイ自体の省電力機能が今までより効いてきそうですね。
一方で、『ZTE Axon 10 Pro 5G』は有機EL(フルHD+ 2,340×1,080ドット)を採用しているので、『AQUOS R5G』には劣るものの、これはこれで十分過ぎるのでは無いかと。
ちなみに両端末とも、再生する画質を最適化してくれます。(私は詳しくありませんが、AQUOS R5Gはリッチカラーテクノロジー、ZTE Axon 10 Pro 5GはAXON Visionという機能が使われているそうです。)
画面占有率に関しては、どちらもパッと見ほとんどベゼルがありません(ほぼ画面)ですが、『AQUOS R5G』が約85%、『ZTE Axon 10 Pro 5G』は約92%だそうです。
カメラ性能の比較
※ZTE Axon 10 Pro 5Gの画素数以外の詳細に関しては公式サイトから引用している為、もしかしたら日本版と若干異なる部分があるかもしれません。
AQUOS R5G | ZTE Axon 10 Pro 5G | |
---|---|---|
標準 | 約1,220万画素 F値 1.7 光学式手ブレ補正 | 約4800万画素 F値 1.7 |
望遠 | 1,220万画素 F値 2.7 光学式手ブレ補正 光学2倍/ハイブリット16倍 | 約800万画素 F値 2.4 光学3倍/デジタル20倍 |
広角 | 約4,800万画素 F値 2.9 視野角120° 電子式手ブレ補正 | 約2000万画素 F値 2.2 視野角125° |
ToFレンズ | ○ | – |
こうして並べてみると、パッと目につくのは手ブレ補正の有無でしょうか。『ZTE Axon 10 Pro 5G』は手ブレ補正非対応です。
とはいえ、動画ではなく写真撮影なら動きながら撮る場面もそこまで多くないと思います。ただズーム撮影はブレやすいので、ズーム撮影を多用する方にとっては、手ブレ補正の有無で全然使い勝手が違うと思います。
日常的にズームを利用する場面で想定されるのは、スポーツ観戦や子どもの運動会などでしょうか?まぁ、ブレのない綺麗な写真を撮りたいならスマホ用のスタビライザーなど購入するのもありだと思います。
AQUOS R5Gのカメラ
『AQUOS R5G』はToFレンズも付いた4眼カメラです。
正直、私自身ToFレンズが何なのかさっぱりでしたので調べてみたところ
ToFとは被写体に投射した赤外線が反射して戻ってくるまでの時間から、対象との距離を計測する技術。3次元で被写体認識ができ、高精度な顔認証が行えるほか、ARやVRにも力を発揮するとされています。
引用元:https://japanese.engadget.com/2019/07/06/galaxy-note10-tof-3d/
とのことです。
大きな特徴としては、8K解像度で写真/動画撮影が可能なので、例えば私みたいに写真撮影が下手な人間にとっては「とりあえず撮っておいて、あとから必要な部分だけ切り抜く」ということを、画質を気にせずできるので便利だと思います 笑
また、AIが被写体を自動で追いかけてズームしてくれる便利な『フォーカス再生』という動画撮影機能もあります。
また、前述したToFレンズを利用することで動画の背景にぼかしを入れことができる為、使い方によってはかなり本格的な動画撮影ができそうです。
そのほか、下記の動画のように、動画を撮影するだけでAIが約15秒のショートムービーを作成してくれる機能などもあります。
個人的にはテンプレートがちょっと微妙な気がしないでも無いですが・・・・他のテンプレートも選択できるのでしょうか?
ZTE Axon 10 Pro 5Gのカメラ性能
『ZTE Axon 10 Pro 5G』は前述したように手ブレ補正がなく8K撮影には対応していません(4K撮影には対応しています)。
逆に優れている点としは、まずシンプルにインカメラの画素数が高く、『美肌機能』がある為、加工アプリを使わずとも簡単に綺麗なセルフィーが撮れるそうです。
また何気に広角撮影の視野角も5°ばかり『AQUOS R5G』より広かったりします。
個人的には、手ブレ補正以外に『大きな欠点は無いが、逆に驚きもない』、そんな印象です。ただまぁ、カメラ性能に関してはSoftbankのサイトに画素数以外の情報がなく、ZTE公式サイトからグローバル版のスペック表を参考にしているので、もしかしたら日本版は一部異なる部分があるかもしれません。
オーディオ関連の比較
AQUOS R5G | ZTE Axon 10 Pro 5G | |
---|---|---|
ハイレゾ | ○ | – |
イヤフォンジャック | ○ | – |
スピーカー | ステレオ Dolby Atmos | ステレオ? DTS:X |
ちなみに『Dolby Atmos』『DTS:X』はサラウンド規格の違いであり、それぞれ音の特徴に違いはあるようですが、お互いに競合関係でどちらも同じくらいの高品質のようです。(DTS:Xの知識が無いので、さっき調べました)
しかしそもそも、有線のイヤフォンを使いたい方は『AQUOS R5G』一択になりますが。
充電/バッテリー比較
AQUOS R5G | ZTE Axon 10 Pro 5G | |
---|---|---|
バッテリー | 3,730mAh | 4,000mAh |
連続通話時間 | 約1820分 | 不明 |
連続待受時間 | 約450時間 | 不明 |
どちらもバッテリー持ちは良さそうですが、省エネの面で実際の駆動時間は『AQUOS R5G』の方が上だと思われます。
充電に関してはどちらも『USB PD』という急速充電に対応しています。
加えて『AQUOS R5G』はパラレル充電に対応しており、充電時の発熱を抑えるので充電しながら端末を使い続けることができます。
発熱は充電自体の速度低下やバッテリー劣化、パフォーマンス低下の原因になりますが、充電時だけでなく、『AQUOS R5G』はそもそもの放熱性能も高いです。
Felicaを使う?使わない?
Suicaなどの交通系ICカード/Edyなどのおサイフケータイ機能を利用している(または利用する予定)の方は『AQUOS R5G』一択です。
両端末共に、スマホをピッとかざして決済するNFCシステムに対応していますが、その中でも交通系ICカードやおサイフケータイは、『Felica』という日本独自規格になります。
その為、おサイフケータイの機能を使いたいなら『AQUOS R5G』を選んだ方が良いでしょう。
逆に普段PayPayなどのQRコード決済しか使っていない方は、Felicaに対応していなくても問題ありません。
価格とキャンペーン
そんなわけで、全体的に『AQUOS R5G』の方が優れていますが、前述の通りそもそもの端末価格が4万円ほど違います。
ちなみに、両端末が対象になっている『スマホを買ってPayPay貰えちゃうキャンペーン』を利用するとその差は更に開きます。
3/27発売の5Gスマホ(AQUOS R5G/ZET Axon 10 Pro)を購入→応募で応募者全員に対してPayPayボーナスを付与
更に先着2万名はPico製 VRゴーグルが貰える!
AQUOS R5G:5,000円分
ZET Axon 10 Pro 5G:10,000円分
ちなみにVRゴーグルに関してですが、『ZET Axon 10 Pro 5G』の方はVRゴーグルの種類に関して詳細が書かれていないようですが、『AQUOS R5G』のキャンペーンサイトには「pico U Lite」が貰えると書いてあるので、たぶん同じだと思います。
Picoは中国のVRヘッドセットメーカーなので、数百円で買えるようなオマケ程度のクォリティーのVRゴーグルではありません 笑
話を端末の価格に戻すと、もともと4万円安い『ZET Axon 10 Pro 5G』の方が還元額が大きいという 笑
なので実質4万5,000円ぐらい違うわけです。
ちなみに新規/乗り換えの方なら、『トクするサポート+』と『スマホ乗り換え.comの20,000円キャッシュバック』で端末価格は実質1万2640円ぐらいになります(PayPayボーナス含む)。
詳細は下記の記事。
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